だるまさんがころんだの全ルール!タッチ後の勝敗条件や地域差の真相
今注目を集めている だるまさんがころんだの全ルール!タッチ後の勝敗条件や地域差の真相について、主要な情報を整理して公開しています。
では、この遊びはいつ、どこで生まれたのでしょうか。民俗学や郷土玩具の研究資料を辿ると、その原型は江戸時代後期の庶民文化にまで遡ることができます。
江戸時代の江戸市中では、足駄(高下駄)を履いた鬼が後ろを向いている間に近づく「足駄履き(あしだばき)」や、「中むらの子供」と呼ばれる伝承遊戯が存在していたことが古書に記録されています。明治時代に入ると、近代的な学校教育の普及とともに子どもの集団遊びが整理され、「兵隊ごっこ」の要素を取り入れた「歩哨(ほしょう)と斥候(せっこう)」といった軍事訓練的な模倣遊びへと一時的に姿を変えた時期もありました。
現在のような「だるまさんがころんだ」という名称が広く定着したのは、大正末期から昭和初期の都市部と推測されています。起き上がり小法師に代表される「倒れてもすぐに起き上がる縁起物のだるま」が、なぜ「ころんだ」という真逆の失敗状態を冠されたのかについては諸説あります。「だるまが転ぶはずがない=あり得ないことが起きた滑稽さ」を子どもたちが面白がったという説や、10文字でリズム良く言い切るための語呂合わせとして選ばれたという説が有力です。
戦後の高度経済成長期を迎えると、テレビのバラエティ番組や児童向けアニメの中で標準語の「だるまさんがころんだ」が繰り返し描写されたことで、それまで地域ごとに細かく分かれていたローカルルールや方言掛け声が標準形へと収斂していきました。しかし前述の通り、関西をはじめとする一部地域では、独自の掛け声がアイデンティティとして令和の現在もしっかりと受け継がれています。