なぜ黒ずむ?バラのドライフラワーを鮮やかに残すプロ直伝の作り方

なぜ黒ずむ?バラのドライフラワーを鮮やかに残すプロ直伝の作り方について知っておくべき 注意点を厳選して解説いたします。

バラを乾燥させる代表的な手法には「シリカゲル法(密閉乾燥)」と「ハンギング法(吊り下げ自然乾燥)」があります。仕上がりの美しさ、かかるコスト、作業工程には明確な差があるため、目的や飾り方に合わせた使い分けが不可欠です。

項目シリカゲル埋没法ハンギング法(吊るし)編集部の見解・推奨用途乾燥期間約5日〜1週間(超急速)約10日〜2週間(天候依存)色残しを最優先するならシリカゲル法が一択色の再現性・形態生花に近い鮮明な色・立体的な丸みくすんだヴィンテージ調・縮みありアンティークな雰囲気を好むなら吊るしが有効コスト・必要資材1,000円〜2,500円(細粒粉末+密閉容器)ほぼ0円(麻紐・輪ゴムのみ)手軽さは吊るしだが、バラの性質にはシリカゲルが適合茎の保持花首のみ(2〜3cmにカット必須)長茎のままスワッグ等に利用可能ボトル・フレーム作品はシリカゲル、花瓶挿しは吊るし

【鮮やかさを極める】シリカゲル法の具体的ステップと色残しのコツ

細粒状のドライフラワー専用シリカゲルを使用します。タッパーなどの密閉容器の底に粉末を2〜3cm敷き、茎を2cmほど残してカットしたバラを花首を上にして配置します。花弁の隙間ひとつひとつにスプーンで静かに粉末を流し込み、花弁の形状が潰れないよう埋没させて蓋をし、冷暗所で約1週間静置します。掘り出す際は、ハケを使って極小の粒子を丁寧に取り除くことで、生花と見紛うほどの鮮烈な発色とふんわりとした立体感が維持されます。

【手軽に楽しむ】ハンギング法で失敗しない正しい吊るし方

花束のまままとめて吊るすのは絶対に避けてください。内側に湿気が滞留し、カビや黒ずみの温床となります。必ず1本ずつに分け、余分な葉や傷んだ外側の花弁を全て取り除きます。乾燥に伴って茎が細くなるため、麻紐ではなく「輪ゴム」で茎の根元をきつく縛り、直射日光が一切当たらない通気性の良い場所(エアコンの風が直接当たらない乾燥した部屋)へ逆さに吊るします。サーキュレーターや浴室乾燥機(涼風設定)を併用して最初の48時間で一気に水分を飛ばすことが、退色を防ぐプロの技です。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest