車の「てんけんくん」の正体とは?期限切れステッカーの罰則と真相

車の「てんけんくん」の正体とは?期限切れステッカーの罰則と真相とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

多くのドライバーが混同しがちなのが、フロントガラスに貼られる「2つのステッカー」の役割分担です。国が車検適合を証明する四角い「検査標章(車検ステッカー)」と、てんけんくんが描かれた丸い「点検整備済ステッカー(定期点検用ステッカー)」には、法的な効力と義務に明確な境界線が存在します。

自家用乗用車の所有者には、道路運送車両法第48条に基づき、1年ごとに法定12ヶ月点検を受ける義務が課せられています。プロの整備士が26項目の重要保安部品を分解・点検し、国の認証工場・指定工場で整備を完了した証としてフロントガラスに貼られるのが、通称てんけんくんステッカー(ダイヤルステッカー)です。

比較項目車検ステッカー(検査標章)てんけんくんステッカー(定期点検用)形状とデザイン四角形(青色や透明ベースの数字標章)円形(外周に1〜12のダイヤル、中央にてんけんくん)発行元・管轄国土交通省 / 軽自動車検査協会日本自動車整備振興会連合会(認証・指定工場)点検・検査の種類自動車検査登録制度(継続検査など)法定12ヶ月点検・法定24ヶ月点検貼付の法的義務完全義務(貼付位置:運転席側上部)任意(点検実施時にプロの整備士が貼付)未貼付時の罰則50万円以下の罰金(道路運送車両法第109条)罰則なし(※ただし期限切れ放置は違反)有効期間の表示車検の満了年月(令和○年○月)次回点検を受けるべき年月(中央の年+ダイヤルの月)

このように、車検ステッカー違いを整理すると、車検ステッカーが「公道を走るための通行手形」であるのに対し、てんけんくんステッカーは「プロの手で整備された健康診断書」であると言えます。車検に合格していても、12ヶ月点検をサボっていれば、重大なトラブルや故障のリスクは跳ね上がります。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest