寿の旧字「壽」の出し方と書き順!祝儀袋や芳名帳マナーの真相

寿の旧字「壽」の出し方と書き順!祝儀袋や芳名帳マナーの真相の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

検索ユーザーが最も頭を悩ませるのが、実際の婚礼シーンにおける作法です。市販の金封(ご祝儀袋)には、あらかじめ金箔押しなどで「寿」や「壽」と印刷された短冊が付属していますが、どちらを選ぶのが正解なのでしょうか。

ご祝儀袋の寿の書き方における判断基準

冠婚葬祭の作法指導を行う複数の専門機関や百貨店の祝儀用品売場への取材取材によると、ご祝儀袋の寿の書き方において「『壽』を使わなければ失礼」「『寿』は略式だから目上に使ってはいけない」という規則は一切存在しません。どちらを用いても相手に対するお祝いの敬意は全く等しく伝わります。

あえて使い分けるのであれば、袋の格(包む金額)に合わせるのがスマートです。結び切り水引が印刷された略式金封や1万〜3万円を包む標準的な金封には、シンプルで視認性の高い新字体「寿」が適しています。一方で、水引が豪華に編み込まれた10万円以上を包むような大判の高級祝儀袋には、袋の重厚感と調和する旧字体「壽」を用いると全体の筆致が引き締まります。

結婚式芳名帳の壽マナーと返信用はがきの「寿消し」

披露宴の現場で長年議論されるのが、結婚式芳名帳の壽マナーや招待状返信用はがきの作法です。

招待状の返信はがきで「御出席」の「御」の字や、「御芳名」の「御芳」の文字を二重線で消す代わりに、上から赤や黒のペンで「寿」あるいは「壽」の文字を重ねて消す「寿消し」と呼ばれるテクニックが存在します。手書きで「壽」と書くと一見風流で教養があるように見えますが、式場現場のプランナーからは注意を促す声も少なくありません。画数が14画もある「壽」を小さな文字の上に重ねると、紙面が墨で黒く潰れてしまい、かえって不潔な印象を与えてしまうリスクが高いためです。現代の実務では、定規を使って清潔感のある二重線を引き、脇に丁寧に「慶んで出席させていただきます」と一筆添える方が、受け取った新郎新婦にとって格段に読みやすく好印象を与えます。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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