「大きな荷物」は強盗事故?タクシー隠語の裏側に迫る業界のリアル

「大きな荷物」は強盗事故?タクシー隠語の裏側に迫る業界のリアルの真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

危険察知だけでなく、ドライバー同士の情報交換や売上予測にまつわる隠語も実に興味深い。深夜の営業所でよく囁かれる「今夜はお化けが出たよ」というフレーズ。これは怪談話ではなく、思いがけない遠方へのロング客(長距離利用で高額運賃となる乗客)を乗せたことを意味する。雨の日の駅前や終電後の路上で、思いがけない高単価の運賃が転がり込む現象を、幽霊のように突如現れる存在になぞらえているわけだ。

また、東京のタクシー業界で古くから使われてきた「大日本帝国」という言葉がある。これは大手4社である大和自動車交通、日本交通株式会社、帝都自動車交通、国際自動車の頭文字をつなげた通称だ。特に日本交通株式会社をはじめとする大手各社は、配車システムや接客マニュアルを統一する一方で、現場のドライバー同士がすれ違いざまに目配せやハザードランプの点滅で伝える合図など、独自のコミュニティ文化を形成してきた。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest