なぜ日本語は特異なのか?世界が驚く構造の真相と奥深い魅力の全貌
なぜ日本語は特異なのか?世界が驚く構造の真相と奥深い魅力の全貌についての真相をご紹介します。
海外の言語機関において、日本語はしばしば「習得最難関グループ」に位置づけられます。米国国務省付属の外交官研修機関(FSI: Foreign Service Institute)が公表している言語習得難易度ランキングにおいて、英語ネイティブにとっての日本語はアラビア語や中国語、韓国語と並ぶ「カテゴリーIV(超難関言語)」に指定されています。英語話者が日常会話レベルに到達するまでに必要な学習時間は、フランス語やスペイン語(約600〜750時間)の3倍以上にあたる約2,200時間と試算されているほどです。
なぜここまで日本語の難易度が高いと評価されるのでしょうか。その根底にあるのが、日本語と英語の決定的な違いです。英語が「主語(S)+動詞(V)+目的語(O)」を骨格とし、言葉を配置する位置によって格関係が決まる孤立語的・屈折語的な特徴を持つのに対し、日本語は語順の特徴SOV型を採用する「膠着語(こうちゃくご)」に分類されます。
膠着語の特徴とは、実質的な意味を持つ単語の語幹に、「て・に・を・は」といった助詞や助動詞が電車の車両のように次々と連結して文法関係を示す点にあります。助詞が文法的な役割を保証するため、実は語順の自由度が極めて高く、「パンを、毎朝私は食べる」と言い換えても意味が通じます。しかし、動詞が常に文末へ置かれる構造は、最後まで聞かなければ肯定なのか否定なのか、過去形なのか仮定なのかが確定しないという日本語文法の特殊性を生み出します。この文末重心の論理構造こそが、西洋言語話者を大いに悩ませる世界一難しい言語の真相の一端です。