「坂東太郎」と呼ばれる川はどこ?利根川の由来と日本三大暴れ川の歴史
「坂東太郎」と呼ばれる川はどこ?利根川の由来と日本三大暴れ川の歴史の詳細について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
日本には、古くから洪水被害の激しさから「兄弟」に例えられて恐れられてきた日本三大暴れ川が存在します。長男(太郎)、次男(次郎)、三男(三郎)として並び称される三河川の特徴を整理してみましょう。
◆ 日本三大暴れ川の一覧
- 長男:坂東太郎(利根川)/関東地方(幹川流路延長:約322km、流域面積:約16,840km²)
- 次男:筑紫次郎(筑後川)/九州地方(幹川流路延長:約143km、流域面積:約2,860km²)
- 三男:四国三郎(吉野川)/四国地方(幹川流路延長:約194km、流域面積:約3,750km²)
九州最大の河川である筑後川は、阿蘇山系の急峻な地形から一気に有明海へと流れ込むため、ひとたび大雨が降ると手のつけられない奔流と化すことから「筑紫次郎」と恐れられました。一方、四国山地を横断する吉野川は、日本屈指の多雨地帯を水源に持ち、激しい鉄砲水で下流の平野を呑み込んできた歴史から「四国三郎」と呼ばれました。
いずれも地域を代表する大河でありながら、ひとたび天候が崩れれば人々の生活を容赦なく奪う猛威を振るったため、畏怖と敬意を込めて親しみのある名で呼ばれたのです。