古墳時代の暮らしの真実!最新発掘で判明した身分格差と食事の実態
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「古代人は白米を主食にしていた」というイメージは、古墳時代の庶民の現実とは大きく異なります。水田稲作は行われていたものの、収穫された米の多くは豪族への貢納や神仏・祖霊への祭祀用、あるいは非常用備蓄として徴発されていました。一般庶民の日常食は、アワ、ヒエ、キビといった雑穀や玄米の混食が中心であり、周辺の野山で採れる山菜、ドングリやトチノキの実、川や海で獲れた小魚や貝類で飢えをしのいでいました。
調理法と食器にも、明確な身分差と技術革新が反映されています。当時の土器には大きく分けて「土師器(はじき)」と「須恵器(すえき)」の2種類が存在しました。
土師器と須恵器の違い
- 土師器:弥生土器の流れを汲む赤褐色の素焼き土器。野焼きに近い800度前後の低温で焼成され、通気性があるため主に煮炊き用の鍋(甕)や「甑(こしき)」と呼ばれる蒸し器として庶民層で広く日常使いされた。
- 須恵器:朝鮮半島から伝来した最新の登窯(のぼりがま)を用い、1100度以上の高温かつ還元炎で焼き締めた青灰色の硬質な陶器。水漏れが極めて少なく、酒や水、供え物を蓄える高級食器・貯蔵器として豪族層を中心に重宝された。
豪族たちの宴席では、須恵器の杯や皿に盛られた鹿や猪の肉、タイやアワビなどの高級魚介類、塩や果実酒が振る舞われ、庶民の質素な塩味主体の汁物や雑穀粥とは歴然とした格差が存在していました。