咳のしすぎで肺が痛い原因は?骨折や気胸の危険サインと受診目安
咳のしすぎで肺が痛い原因は?骨折や気胸の危険サインと受診目安の重要なポイントについて、専門知識を詳しくお届けします。
咳の衝撃は、想像以上に骨や神経へダイレクトなダメージを与えます。特に警戒すべき3大原因が「肋骨骨折」「肋間神経痛」「胸膜炎」です。
肋骨骨折(疲労骨折)は、激しい咳が連続することで肋骨に過度なしなりが加わり、ヒビが入ったり完全に折れたりする疾患です。骨粗鬆症を抱える高齢者だけでなく、激しい咳喘息に苦しむ20〜40代の若い世代でも珍しくありません。局所を指で軽く押すだけで飛び上がるような激痛が走る点や、寝返りを打つだけで痛む点が典型的な特徴です。
一方で、電気が走るようなピキッとした鋭い痛みや、胸から背中の痛みへと帯状に広がる感覚がある場合は肋間神経痛が疑われます。咳による筋肉の強い痙攣や炎症が肋間神経を圧迫・刺激することで発症し、皮膚の表面がチクチク過敏になるケースもあります。
さらに見逃せないのが胸膜炎です。肺の表面を覆う胸膜に炎症が及ぶと、肺が膨らんで壁側胸膜と擦れ合うたびに鋭い摩擦痛が生じます。「息を吸い込む途中で痛くて息を止めざるを得ない」という状態に陥った際は、速やかな画像検査が欠かせません。