犬が足をなめる理由は病気のサイン?指間炎やストレスの真相と対処法
犬が足をなめる理由は病気のサイン?指間炎やストレスの真相と対処法についての最新情報をご紹介します。
動物病院の待合室やWEB相談コミュニティ(Yahoo!知恵袋や各種愛犬家SNS)を定点観測すると、毎日のように切実な叫びが投稿されています。「夜中にチュパチュパと音を立てて前足を舐め続け、気づけば毛が赤茶色に変色し、皮膚がえぐれていた」「叱っても舐めるのをやめない」という生々しい実態です。
獣医臨床の現場を取材すると、飼い主の「ある共通した思い込み」が症状の長期化を招いていることが浮き彫りになります。それは、「足を拭きすぎて清潔にしすぎている」という皮肉な現実です。散歩から帰るたびに、除菌効果を謳うウェットティッシュでゴシゴシと力任せに足先を擦ったり、シャンプーで毎回洗い流したりする行為が、かえって皮膚のバリア機能を根こそぎ破壊しているのです。
角質層が傷ついた無防備な皮膚は、わずかな乾燥や摩擦で強いかゆみを引き起こします。犬はかゆみを紛らわせるために舐め、やがて皮膚が自壊する舐め壊しと自己損傷行動(肢端舐性皮膚炎など)へと進行します。この段階に達すると、舐める行為自体によって脳内でエンドルフィン(多幸感をもたらす神経伝達物質)が分泌され、強い強迫行動として定着してしまう恐ろしいメカニズムが存在します。