建築設備士の難易度はなぜ高い?合格率18%の真相と一級建築士比較

建築設備士の難易度はなぜ高い?合格率18%の真相と一級建築士比較について見逃せない 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

これほどの労力を払って手に入れる建築設備士ですが、市場でのリアルな評価はどうなのでしょうか。各種求人データおよび大手転職エージェントの公開情報によると、建築設備士 年収 業界評価は平均して500万〜750万円前後がボリュームゾーンとなっています。大手組織設計事務所(日建設計や日本設計など)やスーパーゼネコンの設備設計部門、大手デベロッパーに勤務する有資格者の場合、30代後半から40代で年収900万〜1,100万円に達する事例も少なくありません。

法的な位置づけとして、建築士法第20条の3に規定されている「延べ面積2,000平方メートルを超える建築物の設備設計において、建築士は建築設備士の意見を聴くよう努めなければならない」という努力義務規定が存在します。かつてはこの規定が努力義務に過ぎなかったため「足の裏の米粒(取っても食えない)」と揶揄された時代もありました。しかし現在、その評価は180度転換しています。

具体的な建築設備士 取得メリットは以下の通りです:

  • 公共工事入札における経営事項審査(経審)の加点:技術力数値(Z点)において、建築設備士1名につき1点が企業評価に加算されるため、ゼネコンや設備工事会社からの引き合いが極めて強い。
  • 設備設計一級建築士への最速パスポート:前述の通り、一級建築士が設備設計一級建築士を取得する際、建築設備士資格を持っていれば実務経験の短縮や講習考査の負担軽減において圧倒的に有利となる。
  • 資格手当・一時金の支給:中堅〜大手のサブコン(高砂熱学工業、三機工業、新菱冷熱工業、関電工、きんでん等)では、月額1万〜3万円の資格手当や、合格祝い金として数十万円規模の手当を支給する企業が多い。
  • 省エネ法改正に伴う設計適合判定の需要増:非住宅建築物の省エネ計算やZEB認証の取得において、設備の専門知識を持つ技術者が不可欠となり、設計事務所内での社内序列や発言力が向上している。
吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest