睡蓮と蓮の違いを完全網羅!見分け方の決定打とレンコンの真相

今注目を集めている 睡蓮と蓮の違いを完全網羅!見分け方の決定打とレンコンの真相について、多角的な視点をご紹介しています。

睡蓮と蓮を目の前にしたとき、迷わず識別するためのチェックポイントは3つあります。それは「花の咲く位置」「葉の切れ込みと撥水性」「花の中心部の形状」です。この3点さえ押さえておけば、専門的な器具を使わずとも肉眼で即座に判別がつきます。

第一のポイントは、水面と水上の咲き方の違いです。睡蓮は基本的に「浮葉性(ふようせい)」の植物であり、花も葉も水面にピタリと浮かぶように咲きます(一部の熱帯性睡蓮は水面から10〜20cmほど顔を出しますが、極端に高くはなりません)。対照的に、蓮は「抽水性(ちゅうすいせい)」の植物であり、太い茎を水面から力強く伸ばし、時には人の背丈を超える約1メートルから1.5メートルもの高所に大輪の花を咲かせます。

第二のポイントは、睡蓮と蓮の葉の違いに見られます。睡蓮の葉には中央に向かって深い「V字の切れ込み」が入り、表面にはツヤのあるコーティングが見られますが、水をかけるとそのまま濡れて広がります。一方、蓮の葉は円形または楕円形で切れ込みが一切なく、表面に微細な凹凸構造(ナノスケールの突起)を持っています。これにより強烈な撥水性を発揮する「ロータス効果」が生まれ、水滴はコロコロとした銀色の玉となって葉の上を転がります。

第三のポイントは、花が開ききった際に見える「中心部の構造」です。睡蓮の中心には細かな雄しべと雌しべが密集していますが、蓮の中心部にはシャワーヘッドや蜂の巣を思わせる特徴的な緑色の台座「花托(かたく)」が堂々と鎮座しています。この花托の穴の中に種子が収まり、花弁が散った後も特徴的なシルエットを残します。

項目睡蓮(スイレン)蓮(ハス)現場での決定的な判別基準花の咲く高さ水面に浮かぶ(浮水性〜わずかに立ち上がる)水面から高く突き出る(50cm〜1.5m以上)立ち上がって咲いていればほぼ「蓮」葉の形状と撥水性深い切れ込みあり/光沢があり水に濡れる切れ込みなしの円形/強い撥水性(水玉ができる)水滴が玉になるか、切れ込みがあるかを確認花の中心部多数の細い雄しべと雌しべが密集シャワーヘッド状の花托(蜂の巣状)が存在蜂の巣状の大きな突起があれば100%「蓮」地下茎(根)ワサビ状の細い塊茎(食用不可)肥大化した多節の地下茎=レンコン(食用)レンコンができるのは蓮だけ英語名Water Lily(ウォーターリリー)Lotus(ロータス)海外文献やアロマ製品での誤訳に注意
山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest