巨大野党「新進党」とは?わずか3年で解党した真相と政治史に残した傷跡
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新進党が掲げた基本理念の根底には、小沢一郎氏の著書『日本改造計画』に代表される「新保守主義・ネオリベラリズム的改革」がありました。
自民党が護送船団方式の官僚主導・業界利益誘導型の政治を行ってきたのに対し、新進党は「自己責任と市場原理」を重んじる経済構造改革を主張しました。
主な政策の柱は以下の通りです。
- 安全保障と国際貢献:自衛隊の国連平和維持活動(PKO)への積極参加を掲げ、国際社会で相応の軍事的・人的貢献を果たす「普通の国」を目指す。
- 行財政改革と減税:徹底した行政改革と規制緩和を断行し、所得税や住民税の恒久減税(減税先行論)を提唱。
- 地方分権と小さな政府:中央集権体制を打破し、地方への権限・財源移譲を進める。
しかし、この政策パッケージは、党内の旧民社党系(労働組合支持層)や公明党系(福祉・平和重視)との間で常に緊張関係を生みました。安全保障政策や税制をめぐる議論では、明確な合意形成がなされないまま曖昧な妥協が繰り返され、党のアイデンティティは次第に揺らいでいきました。