服についた日焼け止めの落とし方!漂白剤で赤くなる罠と黄ばみ撃退術
今注目を集めている 服についた日焼け止めの落とし方!漂白剤で赤くなる罠と黄ばみ撃退術について、詳しいまとめをご紹介しています。
クローゼットから久しぶりに出した衣類の襟ぐりや袖口が黄ばんでいる場合、それは昨シーズンに落としきれなかった日焼け止めの油分と皮脂が空気中の酸素と結合し、酸化重合を起こして樹脂化した状態です。通常の洗濯洗剤だけでこれらを分解することは不可能です。汚れの性質に合わせた3段階の物理・化学アプローチを踏むことで、繊維の奥深くから完全に汚れを引き剥がすことが可能になります。
ステップ1:クレンジングオイルを活用した油分分解テクニック
まず、乾いた状態の衣類のシミ部分に、顔用のクレンジングオイル(オイルタイプが最も効果的)を数滴垂らします。日焼け止めのベースであるシリコンやオイル成分を、同じ油性溶媒で「溶かして緩める」作業です。指の腹や使い古した柔らかい歯ブラシの背を使い、生地の裏側から当て布をした状態でトントンと軽く叩き込みます。ゴシゴシと横方向に擦ると繊維の目が潰れるため厳禁です。
ステップ2:食器用洗剤を使った頑固な皮脂汚れ落とし
油分が緩んだら、その上から直接、台所用の食器用洗剤(中性〜弱アルカリ性)を少量原液のまま重ねて塗布します。食器用洗剤は油汚れを乳化させる高濃度の界面活性剤を含んでいるため、クレンジングオイルごと日焼け止めの油性残渣を水に溶けやすい形へ変化させます。ぬるま湯(約35〜40℃)を少量ずつ加えながら優しく揉み込むと、白く乳化して汚れが浮き上がってくるのを目視できます。その後、ぬるま湯でしっかりと予洗いを行ってください。
ステップ3:酸素系漂白剤ワイドハイターの正しい染み抜き手順
油分が抜け落ちた後に残るのが、黄色く酸化した色素沈着です。ここで登場するのが過炭酸ナトリウムを主成分とする酸素系漂白剤(液体ワイドハイターEXパワーや粉末タイプのワイドハイター PROなど)です。洗面器に40℃〜50℃のぬるま湯を張り、規定量の酸素系漂白剤を完全に溶かします。温度が低すぎると漂白活性化成分が働かず、高すぎると一気に分解して効果が持続しません。頑固な黄ばみには、アルカリ度を高めて分解を促進する重曹やセスキ炭酸ソーダを小さじ1杯程度ブレンドするのが極めて効果的です。衣類を液に浸し、20分〜最長40分間つけ置いた後、そのまま洗濯機へ入れて通常通り洗濯・脱水を行えば、見違えるような白さが蘇ります。
なお、黒やネイビーなど濃色の衣類に発生する「白浮き」は、紫外線散乱剤である「酸化チタン」や「酸化亜鉛」の無機粉末が繊維の隙間に物理的に引っかかっている現象です。この場合は漂白剤を使わず、クレンジングオイルで油膜を解除した後、中性のおしゃれ着洗剤を使い、歯ブラシで繊維の織り目に沿って外側へ払い出すように優しく叩き洗いするのが確実な対処法です。