エディーバウアーのタグ年代判別術!日の出から黒タグ・相場まで徹底解説
エディーバウアーのタグ年代判別術!日の出から黒タグ・相場まで徹底解説の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
タグの年代判別を正確に行うためには、単にタグの色を見るだけでなく、ブランドロゴのフォント、商標登録マーク(®)、付属する品質表示の記載位置といった細部の差異を把握することが不可欠です。ここでは、現場のバイヤーが査定時に確認している決定的なチェックポイントを解説します。
まず押さえるべきは、ヴィンテージ市場の主戦場であるエディーバウアー黒タグの見分け方です。黒タグは主に「前期(1970年代)」と「後期(1980年代)」に大別されます。
【黒タグ前期:1970年代の特徴】
黒地に筆記体の「Eddie Bauer」ロゴが入り、下段に大きく「SEATTLE, U.S.A.」の都市名が刺繍されています。最大の特徴は、タグの右上または右下に「®(レジスターマーク)」が入らない個体が多い点、および「MADE IN U.S.A.」の表記がタグ本体ではなく、下部に付属する小さな白のサイズネーム側に控えめに記載されている点です。また、70年代前期の個体には「BLIZZARD PROOF」の文字が残るものもあり、ダウンの充填率が非常に高く、シェル素材にも重厚なロクヨンクロス(コットン60%・ナイロン40%)が多用されています。
【黒タグ後期:1980年代の特徴】
1980年代に入ると、ロゴの右下に「®」マークが明確に入るようになります。さらに、タグ本体の下部に「MADE IN U.S.A.」と直接織り込まれるデザインが主流となります。80年代中盤以降は、アパレル企業としての規模拡大に伴い、ダウン以外のウールシャツ、ニット、ハンティングジャケットなど幅広いアイテムに黒タグが採用されました。ダウンジャケットにおいては、羽毛の品質表記として「PREMIUM QUALITY GOOSE DOWN」というフレーズが誇らしげに記されている点も80年代タグの典型的な特徴です。
一方、1990年代を象徴するエディーバウアー白タグの年代判別では、ロゴデザインの変更に注目します。90年代初頭の白タグは、長方形の白地にスクリプト(筆記体)ロゴと山並みのアイコンが刺繍されたものが多く、まだアメリカ製が混在しています。しかし1990年代中期以降になると、タグは正方形に近い大判サイズへと変わり、フォントがモダンなブロック体や小文字混じりの新ロゴへ変更されます。生産国も「MADE IN CANADA」や「MADE IN CHINA」へと多国籍化していくため、白タグ期をチェックする際は内側のケアタグに刻印された原産国とRN番号(米国登録番号)を確認することが年代特定の近道です。