白バスとは?緑ナンバーとの違いや違法罰則と摘発現場の最新真相

白バスとは?緑ナンバーとの違いや違法罰則と摘発現場の最新真相に関するポイントを丁寧にまとめました。詳細な解説をチェックしましょう。

白バス(しろバス)とは、国土交通大臣の許可(一般貸切旅客自動車運送事業などの経営許可)を受けずに、自家用自動車やレンタカー(白色のナンバープレート)を使用して、対価(運賃や謝礼)を受け取って乗客を運送する違法営業車両を指します。警視庁や各地方運輸局の公式見解においても、「白タク(自家用車を用いた無許可タクシー営業)」と同様、公共交通の安全と秩序を根底から揺るがす重大な不法行為として厳しく位置づけられています。

最大の違いはナンバープレートの色と、それに裏打ちされた安全管理体制です。道路運送法に基づき事業用として登録された車両には「緑色のナンバープレート(軽自動車の場合は黄色地に黒文字または黒地に黄文字)」が交付されます。緑ナンバーを掲げる正規のバス会社には、国家資格を持つ運行管理者による乗務前後の対面点呼、高精度アルコールチェッカーによる測定、定期的な車両点検、さらにはドライバーの過労運転を防止する拘束時間管理が法律で義務付けられています。

一方で、白ナンバーの自家用車を使用する白バスには、こうした法的な運行管理義務が一切課されていません。ドライバーの健康状態や飲酒の有無、車両の整備状況をチェックする第三者の目が存在せず、文字通り「無法地帯」の状態で乗客を乗せて公道を走行しているのが実態です。

適用される罰則も極めて重く設定されています。道路運送法第4条(一般旅客自動車運送事業の許可)に違反して無許可営業を行った場合、道路運送法第96条に基づき「3年以下の拘禁刑(※法改正により旧懲役刑から移行)または300万円以下の罰金」が科されます。また、情状によっては拘禁刑と罰金が併科されるケースもあり、決して「形式的な手続き不備」などではなく、悪質な刑事犯罪として処罰の対象になります。

なお、「白バス」と「白タク」の法的な違いは、運送形態と車両の乗車定員区分にあります。一般に乗車定員10人以下の自家用乗用車を用いて個別の乗客を運送するものが「白タク(一般乗用旅客自動車運送事業違反)」と呼ばれるのに対し、乗車定員11人以上のマイクロバスや中型・大型バス、あるいは団体ツアー客を一括して運送する形態が「白バス(一般貸切旅客自動車運送事業違反)」と呼ばれます。いずれも無許可営業である点に変わりはなく、同等の厳しい罰則が適用されます。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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