スマホ熱暴走に保冷剤はNg?故障を防ぐ正しい冷まし方をプロが徹底解説

スマホ熱暴走に保冷剤はNg?故障を防ぐ正しい冷まし方をプロが徹底解説について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。

スマートフォンが高温状態に達した際、システムは自己防衛機能を作動させる。これがサーマルスロットリングと呼ばれるクロック周波数低下機構だ。プロセッサの動作速度を意図的に抑えることで消費電力を下げ、暴走的な発熱を物理的に食い止める。ゲームのフレームレートが急低下したり、画面が強制的に暗くなったりするのは、内部回路の溶融や発火を防ぐための安全装置が働いている証拠である。

しかし、この防衛策をもってしても防ぎきれないのが、内蔵されたリチウムイオン二次電池の化学的劣化だ。この電池は45度以上の高温に晒され続けると、内部電解液の酸化分解が急速に進行し、ガスが発生してバッテリー膨張を引き起こす原因となる。一度熱によって損なわれたバッテリー容量は二度と元には戻らない。熱は単なる一時的な動作不良だけでなく、端末の物理的寿命そのものを大幅に縮めてしまうのだ。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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