不気味に続く地震の横揺れはなぜ?縦揺れとの違いと高層階リスク
不気味に続く地震の横揺れはなぜ?縦揺れとの違いと高層階リスクについての疑問解決ガイドを徹底解説します。
地震が発生した瞬間、震源からは2種類の主要な地震波が同時に放射されます。最初に到達するのが「P波(Primary wave:進行方向に平行に伸縮する縦波)」で、これが初期微動と呼ばれる「下からドンと突き上げるような縦揺れ」の正体です。P波の速度は秒速約5〜7キロメートルと非常に速く、地表へと真っ先に駆け抜けます。
これに対し、数秒から数十秒遅れて到達するのが「S波(Secondary wave:進行方向と垂直に振動する横波)」です。S波の伝播速度は秒速約3〜4キロメートルとP波より遅いものの、エネルギーの規模は縦波の数倍から数十倍に達し、建物を激しく左右に揺さぶる「主要動(横揺れ)」を生み出します。私たちが強い恐怖を感じ、建物の倒壊や家具の転倒といった直接的な物理被害を引き起こす主因のほとんどは、このS波による横揺れです。