メロン露地栽培は無理?家庭菜園で甘く育てるプロの技術と全手順
メロン露地栽培は無理?家庭菜園で甘く育てるプロの技術と全手順の真相について、専門知識を詳しくお届けします。
露地栽培における最大の敵は「長雨」と「泥はねによる病原菌感染」です。これを防ぐための物理的防護策は、農薬散布以上の効果を発揮します。
第一に、畝(うね)は水はけを極限まで高めるため、高さ15〜20cm以上の高畝に成形します。土壌水分を安定させ、地温を上昇させるために黒色マルチやシルバーマルチを敷設します。シルバーマルチはアブラムシの飛来を光の反射で防ぐ効果も兼備しています。
第二に、開花期から収穫期にかけては、市販のFRPポールやアーチ支柱を用いて透明農業用ビニールによる「雨よけトンネル」を畝の上に設置します。トンネルの裾部分は密閉せず、地上から20〜30cmほど開けて風通しを確保し、内部の異常高温と多湿を防ぐのが現場の鉄則です。
第三に、果実や茎葉が直接土やマルチの結露に触れないよう、全面に敷き藁(または専用の不織布マット)を敷き詰めます。果実がピンポン玉サイズに肥大した段階で「果実マット」を下敷きにし、泥水との接触を完全に遮断することで、うどんこ病や炭疽病の発症リスクを劇的に低減できます。