坂本龍一がん闘病の真実|中咽頭がんから直腸がんステージ4の軌跡
坂本龍一がん闘病の真実|中咽頭がんから直腸がんステージ4の軌跡の見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。
病状が進行し、積極的な外科治療や強い抗がん剤の継続が困難になった2022年、坂本さんは文芸誌『新潮』にて自伝的連載を開始します。後に単行本として刊行された『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』です。
作家・鈴木正文氏の聞き書きを中心に構成されたこの手記には、病名告知を受けたときの率直な心境、主治医との対話、死生観、そして遺される家族や地球環境への思いが極めて冷静な筆致で記録されています。タイトルの元となったのは、映画『シェルタリング・スカイ』で自身が引用した作家ポール・ボウルズの「自分があと何回、満月を見るかわからない」という一節でした。
2023年3月中旬、体調が急変した坂本さんは都内の大学病院の緩和ケア病棟へと入院。意識が混濁する中でも、ベッドサイドで指を動かし、虚空にピアノを奏でるような仕草を見せていたと伝えられています。そして2023年3月28日午前4時すぎ、家族や近親者に見守られながら静かに息を引き取りました。