ヘアアイロンは何度が正解?180度の危険性と美髪を守る新常識

ヘアアイロンは何度が正解?180度の危険性と美髪を守る新常識についての真相をお届けします。

「高温が危険なら、120〜130度の極めて低い温度で何度もアイロンを通せば傷まないのではないか」という仮説がSNS等で散見されますが、これは大きな誤解です。

毛髪に加わるダメージは、「温度(熱量)」だけでなく「接触時間」と「物理的摩擦」の掛け算によって決定づけられます。130度のアイロンであっても、クセが伸びないからと同じ毛束に4回も5回も往復させてしまえば、プレートとキューティクルの摩擦によって外壁が削り取られ、蓄積熱量(積算熱)は160度で1回通した数値を上回ります。低温による過剰な往復運動は、熱変性とは異なる形の「物理的剥離ダメージ」を引き起こし、結果として髪のパサつきを悪化させる原因になります。

また、コテ巻き髪適正温度においてカールが長持ちしない最大の原因は、温度の不足ではなく「冷まし」の工程を軽視している点にあります。毛髪の形状が固定されるのは熱を与えた瞬間ではなく、熱が抜けて冷める瞬間です。アイロンを抜いた直後に手のひらでカールの形状を3〜5秒キープし、粗熱が取れるのを待つことこそが、最も髪を傷めないヘアアイロンカールキープ方法の核心です。温度を180度に引き上げる前に、毛束を冷ますプロセスを導入するだけで、カールの持続力は劇的に改善します。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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