顔の治らないニキビはカビ?マラセチア毛包炎の見分け方と最新治療法

顔の治らないニキビはカビ?マラセチア毛包炎の見分け方と最新治療法に関する疑問を徹底的にまとめました。専門的な情報をご覧ください。

皮膚の表面には多種多様な微生物が共生しており、健康な肌環境を維持しています。その一種であるマラセチア菌(Malassezia属菌)は、皮脂を好む好脂性の酵母様真菌、すなわちカビの一種です。健常な肌にも日常的に存在していますが、皮脂分泌の増加や過剰な油分補給、高温多湿な環境、免疫機能の低下などが引き金となり、毛包(毛穴の奥)の内部で爆発的に増殖します。

毛包内で菌数が増大すると、マラセチア菌が分泌するリパーゼという酵素が皮脂の主成分であるトリグリセリドを遊離脂肪酸へと分解します。この遊離脂肪酸が毛包壁を強烈に刺激して好中球を遊走させ、急激な炎症反応を引き起こす現象こそが、顔のマラセチア毛包炎のブツブツができる原因と理由です。

特に近年問題視されているのが、過剰な保湿志向に伴うスキンケアの真相です。保湿バームや高濃度の油脂系オイルクレンジング、油性クリームを過度に使用し続けると、毛穴の奥にマラセチア菌にとって格好の栄養源を注ぎ込むことになります。皮脂分泌が活発なTゾーンやフェイスライン、生え際周辺に症状が集中しやすいのは、この好脂性という生態的特徴に直結しています。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest