あんぽ柿とは?干し柿との違いや驚きの製法・絶品アレンジまで徹底解剖
あんぽ柿とは?干し柿との違いや驚きの製法・絶品アレンジまで徹底解剖についての最新情報をご紹介します。
あんぽ柿を理解する上で最も重要な鍵は、その「圧倒的な水分含有量」にあります。一般的な干し柿(ころ柿など)は、水分量が約25〜30%程度になるまでじっくり乾燥させ、表面にブドウ糖の結晶である白い粉(果粉)をまとわせた、しっかりとした歯ごたえが特徴です。これに対し、あんぽ柿は水分量を約50%前後残した状態で仕上げる「半生ドライフルーツ」に分類されます。
外側の薄皮は適度な弾力を持ちながら、内部は熟した生の果肉以上にジューシーで、スプーンですくって食べられるほどとろとろのペースト状を保っています。渋柿の代表格である「蜂屋柿(はちやがき)」や「平核無柿(ひらたねなしがき)」を使用し、乾燥の過程で渋み成分である水溶性タンニンが不溶化することで、渋みが完全に消え去り、驚異的な甘みへと変化します。
気になるあんぽ柿の旬の時期は、原料となる渋柿の収穫が本格化する秋深まりから冬にかけてです。毎年11月中旬から出荷が始まり、12月から翌年1月にかけて最盛期を迎えます。お歳暮や新年の贈答用として高い人気を誇り、2月上旬頃まで全国の店頭や産直市場に並びます。