エクセル標準偏差の求め方|Stdev. SとPの違いとグラフ活用術
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エクセルで標準偏差を計算する具体的な手順は至ってシンプルです。基本的な数値列を用意し、結果を表示させたいセルに関数を入力するだけで完了します。
1. 基本となる関数の入力手順
例えば、セル「B2」から「B50」までに売上データやテストの点数が入力されている場合、標準偏差を求める基本式は以下の通りです。
=STDEV.S(B2:B50)
Enterキーを押すだけで、指定した範囲の標本標準偏差が即座に算出されます。データが全数調査であると確証が持てる場合は、同様に =STDEV.P(B2:B50) と入力します。
2. AVERAGE関数と平均値計算の組み合わせ
標準偏差という数値は、単体で「15.4」といった値が出ても、それが大きいのか小さいのかを直感的に判断できません。必ずAVERAGE関数による平均値計算とセットで確認する習慣をつけます。
=AVERAGE(B2:B50)
例えば、平均値が「100」で標準偏差が「10」であれば、全体の約68%のデータが「90〜110」の範囲に収まっていると判断できます。一方、平均値が「1000」に対して標準偏差が「10」であれば、ばらつきは極めて小さいと言えます。このように、標準偏差を平均値で割った指標(変動係数 / CV:=標準偏差/平均値)を併せて算出すると、単位の異なるデータ同士のばらつき度合いを公平に比較できます。
3. エクセル分散の計算方法(VAR.SとVAR.P)
標準偏差の前提となる「分散」を直接求めたい場合は、VAR.S(標本不偏分散)またはVAR.P(母集団分散)を使用します。標準偏差は分散の正の平方根(ルート)であるため、以下の関係が成り立ちます。
=SQRT(VAR.S(B2:B50)) = =STDEV.S(B2:B50)
4. STDEVAとSTDEVPAの使い分けにおける注意点
通常のSTDEV.SやSTDEV.Pは、範囲内に含まれるテキストセルや空白セルを自動的に計算から除外(スキップ)します。しかし、STDEVAとSTDEVPAの使い分けが必要な場面では、テキストや論理値「FALSE」を「0」、「TRUE」を「1」として分母・分子の両方に組み込みます。一般的な売上集計などで欠損値の「未回答」という文字列が入っている場合、STDEVAを使うと意図せず0点扱いとなり、計算結果が狂う原因となるため取り扱いには細心の注意を払います。