焼肉のこもつとは?部位の正体や大モツとの違いと絶品焼き方を徹底解剖
焼肉のこもつとは?部位の正体や大モツとの違いと絶品焼き方を徹底解剖に関する基本知識をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
焼肉店で小モツを網に乗せた途端、火柱が立ち上がり、脂が焦げ落ちて黒焦げの小さな皮だけが残ってしまった経験を持つ人は少なくないはずです。ホルモン職人が実践する焼き方の基本定理は、「皮面からじっくり8割、脂面は炙る程度に2割」という時間配分にあります。
小モツを網に置く際は、必ず外側の「皮面」を下にして火口の端、中火ゾーンに配置します。最初から強火の中央に置くと皮が縮む前に脂が溶け出し、炎上事故の原因となります。皮面をじっくり焼くことで、内部の脂が温められ、自らの熱でふっくらと膨らんできます。皮のフチがきつね色にカリッと色づき、脂が白から半透明のドーム状に盛り上がってきた瞬間が反転の合図です。
ひっくり返した脂面は、炭火の熱をまとわせる程度で十分です。時間にすればわずか15秒から30秒程度、脂がジューと音を立てて表面が軽く色づいたら網から引き上げます。これにより、外側のクリスピーな香ばしさと、内側のとろけるような濃厚エキスを逃さず一口で体感することが可能になります。
味付けのセレクトについても、脂のコンディションによって最適解が存在します。脂がぎっしり詰まった新鮮な牛小モツであれば、濃厚なニンニク味噌ダレが脂の甘みを引き締め、抜群の相乗効果を生み出します。一方で、鮮度抜群で脂の切れが良い良質な個体であれば、シンプルに塩胡椒とレモン、あるいは刻みワサビを添えることで、脂のくどさを感じることなく極上の旨味だけを堪能できます。