広陵高校プロ野球選手の現在地と歴代一覧|名門が逸材を輩出する真相
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高校野球界において広陵高校が「捕手王国」と称される背景には、中井哲之監督自身が捕手出身であり、バッテリーの配球やインサイドワークに対して並々ならぬ哲学を持っている点が挙げられます。その象徴が読売ジャイアンツの小林誠司です。
小林は2007年夏、エース・野村祐輔(元広島)とともに甲子園準優勝を果たしました。当時から卓越したキャッチング技術と強肩を誇っていましたが、同志社大学、社会人・日本生命を経て2013年ドラフト1位で巨人に入団。2017年の第4回WBCでは正捕手として大会打率4割超を記録し、守備だけでなく攻守両面で日本代表の屋台骨を支えました。小林の真骨頂は、投手の長所を最大限に引き出す緻密な配球と、走者を釘付けにするスローイングの正確無比さにあります。
また、東北楽天ゴールデンイーグルスの太田光も、広陵高校時代に培った観察眼をプロで存分に発揮している捕手です。中井監督の育成方針では、捕手に対して単にサインを出すだけでなく、「打者の足の位置、呼吸、ベンチの動き、カウントごとの心理状態」を徹底的に言語化させます。高校時代から投手をリードする重責とグラウンドの指揮官としての自覚を叩き込まれるため、大学や社会人を経てもそのスキルは失われません。プロスカウト陣が「広陵出身の捕手は、プロ入り直後から配球の意図を論理的に説明できる」と口を揃えるのは、高校3年間で培われた基礎基本の強固さを証明しています。