もしもピアノが弾けたならの真実|西田敏行の名曲が心震わせる理由
もしもピアノが弾けたならの真実|西田敏行の名曲が心震わせる理由の重要ポイントをご紹介します。専門的な知識が満載です。
日本テレビ系ドラマ『池中玄太80キロ』のパートII(1981年放送)において、西田敏行さんが演じた主人公・池中玄太は、妻に先立たれながらも3人の義理の娘を育てる情に厚く不器用な報道カメラマンでした。このドラマ主題歌の経緯詳細まとめを紐解くと、昭和の音楽史でも稀に見る「現場発のドラマチックな逆転劇」が存在します。
当初、ドラマのメイン主題歌として用意され、シングルA面として1981年4月1日にリリースされたのはアップテンポな「いい夢みろよ」でした。「もしもピアノが弾けたなら」は、あくまでレコードのB面(カップリング曲)という位置付けだったのです。しかし、劇中で玄太が家族や大切な人へのもどかしい思いを抱えながら流れるB面のメロディに、放送直後からテレビ局やレコード会社へ「あの切ない曲は何か」「シングルとして手に入れたい」という問い合わせが殺到しました。
この爆発的な反響を受け、レコード会社は急遽ジャケットデザインを一新し、A面とB面を入れ替えて再発売を決定します。視聴者の純粋な共感が、制作側の既定路線を覆した瞬間でした。結果としてオリコン週間チャートで最高4位を記録し、累計売上50万枚を超える大ヒットを記録。日本レコード大賞金賞を受賞するなど、西田さんの歌手としての代表作となりました。