有明アリーナのキャパ1.5万人の真相|座席で見え方が激変する3つの理由
話題沸騰中の 有明アリーナのキャパ1.5万人の真相|座席で見え方が激変する3つの理由について、詳しいまとめをご紹介しています。
有明アリーナの基本設計における最大収容人数は15,000人です。この数字は、固定スタンド席約11,400席に加えて、アリーナフロアにパイプ椅子等の仮設席を最大限敷き詰めたセンターステージ構成(中央配置)や、スポーツ興行時の数値を基準としています。
しかし、音楽コンサートの約8割以上で採用される「エンドステージ構成(短辺側にメインステージを設置するレイアウト)」の場合、実際のキャパシティは約10,000人〜12,500人規模まで縮小します。これには空間構造上の明確な3つの理由が存在します。
第一に、ステージ背後となるスタンド席の完全閉鎖(バックフリップのデッドスペース化)です。メインステージのセットや巨大LEDスクリーンを設置する関係上、ステージ裏側および真横のブロックは安全面・演出面から客席として使用できなくなります。
第二に、アリーナフロア中央に設置される「PA・照明コントロールブース(音響・照明卓)」やカメラレール、センタートロッコ通路の確保です。大型ツアーになればなるほど機材スペースが拡張され、アリーナ席の実質的な有効面積が削られます。
第三に、花道やセンターステージ、バックステージ(バクステ)の有無です。花道が長く伸びる構成や可動式ムービングステージが導入される公演では、アリーナフロアの座席数が大幅に減少し、そのぶんスタンド席のチケット当選倍率が急上昇する構造となっています。
なお、敷地内には「メインアリーナ」とは別に「サブアリーナ」が併設されています。サブアリーナの収容人数は約1,000〜3,000人規模であり、主にアーティストの公式グッズ販売会場、ファンクラブブース、あるいは小規模なスポーツ大会や展示会として運用されています。「有明アリーナのチケット」として販売される大規模ライブはすべてメインアリーナで開催されるため、会場の取り違えには留意が必要です。