「会う」の尊敬語は「お目にかかる」ではない?正しい敬語マナー徹底解説
「会う」の尊敬語は「お目にかかる」ではない?正しい敬語マナー徹底解説について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をチェックしてください。
「社長は昨日、クライアントの担当者とお目にかかりましたか?」
もし職場でこのような言葉遣いをしているとしたら、今すぐ改める必要があります。「お目にかかる」は「会う」の謙譲語(けんじょうご)であり、自分や身内側の動作を低めることで相対的に相手を立てる表現です。つまり、敬うべき社長や取引先の行動に対して「お目にかかる」を使ってしまうと、高めるべき相手を自分から引き下げてしまうという、文法上もマナー上も決定的な誤用になってしまいます。
相手を高める正しい表現は「お会いになる」です。「会う」の尊敬語と謙譲語の違いを曖昧にしたまま「響きが上品だから」という感覚だけで言葉を選んでしまうと、相手に対して無礼な物言いとなり、ビジネスパーソンとしての信頼を一瞬で失墜させかねません。