年金は60歳受給が賢い?損益分岐点と繰上げ受給の落とし穴
年金は60歳受給が賢い?損益分岐点と繰上げ受給の落とし穴について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。
60歳受給が得か損かという二元論に惑わされず、自身の人生設計とリスク許容度に合わせて冷静に判断することが不可欠です。専門家の視点から導き出した、向いている人と慎重になるべき人の明確な選別基準は以下の通りです。
繰上げ受給(60歳受給)に向いている人の特徴
- 持病がある、または血縁関係に長寿者が少なく健康不安が大きい人(平均寿命より健康寿命を重視すべき状況)
- 60歳で完全退職し、厚生年金に加入せず個人事業やリタイア生活に入る人(在職老齢年金の減額停止リスクがない)
- 60代前半でしかできない明確な事業展開や趣味、夢への挑戦資金が必要な人(時間の効用を最大化できる)
- 退職金や自己資金が心許なく、当面の生活費や借入金返済を急ぐ必要がある人
繰上げ受給を絶対に避けるべき(慎重になるべき)人の特徴
- 60歳以降も正社員や高待遇の再雇用でしっかり稼ぐ予定がある人(年金が支給停止になるリスク大)
- 女性や長寿家系など、85歳〜90歳以上まで生きる可能性が高い人(長生きリスクによる資産枯渇リスク)
- 万が一病気や事故で働けなくなった際の保険として、障害年金のセーフティネットを残しておきたい人
- 十分な金融資産(預貯金や有価証券)があり、日々のキャッシュフローに困っていない人(繰下げ受給による増額を狙う方が資産防衛上有利)