赤ちゃんの脳性麻痺サインとは?反り返りや発達の遅れと診断の目安
赤ちゃんの脳性麻痺サインとは?反り返りや発達の遅れと診断の目安とはどんな影響があるのか? 専門的な分析を簡潔に解説します。
赤ちゃんの脳性麻痺(Cerebral Palsy)とは、受胎から生後4週未満の新生児期までに生じた非進行性の脳病変によって引き起こされる運動や姿勢の異常を指します。進行性の病気ではないものの、成長とともに身体の動かし方に特徴が現れてきます。
保護者が最初に違和感を抱くポイントとして、以下のような新生児期から乳児期にかけての兆候が挙げられます。
まず代表的なものが、脳性麻痺の赤ちゃんに見られる強い反り返りです。抱っこや授乳の際、背中を弓なりに反らせて抱きにくさを感じるケースがあります。新生児期の原始反射(モロー反射や非対称性緊張性頸反射など)が月齢相応に消失せず、過剰に強く残り続けることが要因の一つです。
次に、脳性麻痺の赤ちゃんの手足のつっぱり(筋緊張亢進)です。オムツ交換の際に股関節が開きにくい、足がクロスしてハサミ状になる、常に握りこぶしを強く握ったままで手が開きにくいといった筋肉のこわばりが見られます。一方で、全身がぐにゃぐにゃとしていて筋緊張が極端に低い(フロッピーインファント)状態から徐々に痙性へと移行するパターンも存在します。
さらに、生後3〜4か月を過ぎても赤ちゃんの首すわりが完了しないなど、粗大運動における発達の遅れが顕著になります。うつ伏せにしても頭を持ち上げられない、追視や笑顔の反応が乏しい、哺乳力が弱く頻繁にむせるといった運動・感覚統合の課題も初期の重要な指標です。