山寺宏一の代表キャラ一覧と演じ分けの凄み!兼役と経歴の全貌
山寺宏一の代表キャラ一覧と演じ分けの凄み!兼役と経歴の全貌の見逃せないポイントを一挙に解説しました。
山寺宏一のキャリアを語る上で欠かせないもう一つの柱が、ウォルト・ディズニー作品における圧倒的な功績です。本国ディズニーのアメリカ本社からもその実力は極めて高く評価されており、1人の声優がこれほど多くの主要キャラクターを兼任している例は世界的に見ても極めて異例です。
その代表格が、『アラジン』のランプの魔人ジーニーです。原語版でロビン・ウィリアムズが披露したマシンガンのようなアドリブ、無数の声真似、変幻自在のギャグソング『フレンド・ライク・ミー』を、山寺宏一は日本語の制約を超越した超絶技巧で見事にローカライズしました。当時の音響現場の証言によると、目まぐるしく変化するキーとテンポを完璧に把握し、歌唱とセリフの境界をシームレスに行き来する収録は、まさに神業の領域だったと語り継がれています。
さらに技術的な難度の極致と言えるのが、ドナルドダックの声です。「バッカル・スピーチ(頬の内側を使って発音する特殊な発声法)」を用いて演じられるドナルドの声は、発声そのものが極めて困難であり、母音や子音の明瞭さを保ちながら感情を乗せるには長年の鍛錬を要します。山寺宏一はこのドナルドの声を完全にマスターし、長年にわたり公式声優として演じ続けています。
その他にも、『美女と野獣』の野獣(ビースト)が見せる獣性と気品ある王子の二面性、『リロ&スティッチ』のスティッチ、『ムーラン』の守護竜ムーシューなど、性格も音域もまったく異なるキャラクターたちをディズニーの公式作品群で演じ分けています。