米倉涼子の薬物疑惑はなぜ広まった?激痩せの裏にあった難病と真相検証
米倉涼子の薬物疑惑はなぜ広まった?激痩せの裏にあった難病と真相検証についての最新情報をお届けします。
なぜ大衆は、スターの病気療養をスキャンダルへと短絡的に結びつけてしまうのでしょうか。そこには、現代のネット情報空間に潜む3つの重大な盲点があります。
第1に、「独立=後ろ盾の喪失による転落」という前時代的な芸能界バイアスです。米倉氏は2020年3月末をもって、27年間所属したオスカープロモーションを円満退社し、個人事務所「Desafío」を設立しました。ネット上の一部では「大手事務所を離れたからスキャンダルを揉み消せなくなったのでは」という邪推が生まれましたが、実際には自分のペースで治療と仕事を両立させるための前向きな自立でした。
第2に、「医療用薬剤への無理解と混同」です。脳脊髄液減少症や重度の仙腸関節障害の治療では、激痛を緩和するために強力な鎮痛剤や神経ブロック注射、自身の血液を患部に注入して硬膜の穴を塞ぐ「ブラッドパッチ療法」などが用いられます。こうした医療目的の投薬情報が、ネットの伝言ゲームの中で「薬漬け」「薬物治療」という言葉の独り歩きを引き起こし、違法薬物のイメージへとすり替えられた側面があります。
第3に、大衆心理における「シャーデンフロイデ(他者の不幸を喜ぶ心理)」です。美しく、強く、成功の頂点にいる大門未知子のような無敵の女性スターが「実は裏で転落しているのではないか」というタブロイド的幻想を消費したい心理が、根拠のないデマをリツイートさせ、検索ワードを急上昇させる燃料となったのです。