坂本冬美『火の国の女』情念の真相と阿蘇に秘めた誕生秘話
坂本冬美『火の国の女』情念の真相と阿蘇に秘めた誕生秘話の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
『火の国の女』が生まれる背景には、坂本冬美の育ての親である大作曲家・猪俣公章氏の強い信念がありました。猪俣氏は内弟子時代から坂本冬美の天賦の張りと哀愁を帯びた中低音を見抜き、「冬美にしか歌えない、骨太で狂おしいほどの情念の歌を作りたい」と構想を温めていたと伝えられています。
作詞を手がけたたかたかし氏は、熊本の過酷で美しい風土を徹底的にリサーチし、女性の激しい情熱を火山のマグマに重ね合わせる筆致で歌詞を書き上げました。レコーディング現場では、猪俣氏から「綺麗に歌うな、胸の奥底の炎を吐き出せ」と極限まで感情表現を求められたというエピソードが残っています。当時の厳しいレッスンと妥協なき制作陣の情熱が、何十年経っても色褪せない魂の響きを生み出しました。