ヒラタクワガタとコクワガタの違いは?見分け方と特徴を徹底比較
ヒラタクワガタとコクワガタの違いは?見分け方と特徴を徹底比較の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。
クワガタ採集やブリードにおいて難易度が高いとされるのがメスの同定です。メスにはオスのような特徴的な大顎がないため、一見すると判別が難しく思えますが、前胸背板(頭部と羽の間にある胸部)の質感を観察すれば一目瞭然です。
ヒラタクワガタのメスは、前胸背板の中央部分に強いツヤ(光沢)があり、外側の縁周辺に細かい点刻(微細な窪み)が集まるというグラデーション構造を持っています。背中全体がツルツルとしており、黒褐色から漆黒の上品な輝きを放ちます。
これに対し、コクワガタのメスは前胸背板全体に微細な点刻が均一に広がっており、全体的にややマットで落ち着いた半光沢の質感を呈します。光を当てた際、ギラリと反射するヒラタクワガタに対し、コクワガタは光を鈍く拡散させるため、ルーペやスマートフォンのライトを使えば容易に識別できます。
また、同所的に生息する「スジクワガタ」のメスとの誤認にも注意が必要です。スジクワガタのメスは上翅にハッキリとした縦スジが何本も走るのに対し、コクワガタのメスの上翅はほぼフラットでかすかな点刻列が見られる程度です。前胸背板のツヤと上翅の条線を順に確認していくのが、メス同定における鉄則となります。