月組の至宝・風間柚乃の真価|夏目雅子の血脈と次期トップへの道
月組の至宝・風間柚乃の真価|夏目雅子の血脈と次期トップへの道にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
風間柚乃は2014年、宝塚歌劇団100期生として入団しました。同期には元花組トップ娘役の華優希、元星組トップ娘役の星風まどか、現星組男役スターの極美慎、現花組男役スターの聖乃あすかなど、現在の宝塚を代表する錚々たる顔ぶれが並ぶ黄金世代です。
公称身長169cmと、男役としては決して飛び抜けた長身ではありません。しかし、舞台空間を支配する体幹の強さ、巧みな身体の使い方、そして何より役の感情を客席の隅々まで届ける圧倒的な視線と声の圧力により、劇場の客席からは175cm以上あるかのような雄大なスケール感を感じさせます。
彼女の経歴において語り継がれる最大の転機は、2018年月組公演『エリザベート -愛と死の輪舞-』です。当時研5だった風間柚乃は、本公演でルイジ・ルキーニ役を務めていた美弥るりかの急な休演に伴い、わずか数時間の準備期間で代役として本公演のルキーニを演じ切りました。新人公演の本役ルキーニを超え、本公演の舞台上でベテラン専科のような狂気と飄々とした語り口を堂々と演じきったこの出来事は、宝塚の歴史に残る「代役伝説」として今なお語り草となっています。