餅の年間死亡者数は何人?正月窒息事故の真実と命を救う予防策

餅の年間死亡者数は何人?正月窒息事故の真実と命を救う予防策に関する知りたいポイントを徹底的にまとめました。要点を確実におさえることができます。

日本国内で食べ物による窒息で命を落とす人は決して少なくありません。厚生労働省の「人口動態調査」によると、「食物の誤えんによる気道閉塞(窒息)」で死亡する人は年間4,000人台半ばで推移しています。その中で原因食品として圧倒的首位を占め続けているのが「餅」です。

同調査の詳細分析や消費者庁の注意喚起資料を照らし合わせると、餅による年間の死亡者数は毎年およそ1,000人から1,300人規模に上ります。驚くべきは、その年間死亡者数のうち約40〜50%が「1月」のわずか1カ月間に集中している点です。さらに細かく見れば、元日から3日までの「正月三が日」だけで、全国で数十人から100人近くが命を落とす年もあります。

東京消防庁の救急搬送データを分析すると、餅を喉に詰まらせて救急搬送された人の約9割が65歳以上の高齢者で占められています。さらに深刻なのは搬送時の重症度です。気道が完全に塞がれる完全閉塞に陥ると、脳への酸素供給が絶たれ、搬送時に心肺停止や呼吸停止などの「重篤」または「死亡」と診断される割合が全体の約4割から5割に達します。日常の食事でありながら、ひとたび事故が起きれば即座に生命の危機に直結するのが、餅という食品の極めて過酷な側面です。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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