シジュウカラに似た鳥の正体は?ネクタイと鳴き声で見分ける野鳥ガイド

シジュウカラに似た鳥の正体は?ネクタイと鳴き声で見分ける野鳥ガイドの疑問点について、最新情報を詳しくお届けします。

ネット上のQ&A掲示板などでは、「白と黒のシジュウカラのような鳥がアスファルトの駐車場を猛スピードで走っていた」という書き込みが散見されます。しかし、これは明らかな観察場所の混同による誤解です。

シジュウカラやヒガラなどのカラ類は、解剖学的に樹上生活に適応した短い足をしており、地面に降りた際は両足を揃えてピョンピョンと跳ねる「ホッピング」で移動します。これに対し、駐車場や道路をトコトコと足を交互に出して俊敏に走るのはハクセキレイやセグロセキレイです。セキレイ類も白と黒のモノトーンカラーで胸に黒い斑紋を持つため、写真の切り抜きや遠目ではカラ類と混同されがちですが、体長は21cm前後とシジュウカラより遥かに大きく、尾羽を上下に激しく振る仕草を見れば瞬時に区別できます。

また、昨今の写真集ブームで「雪の妖精」として爆発的な人気を誇るエナガ(シマエナガ含む)も、カラ類の混群(異なる種が一緒に餌を探す群れ)に頻繁に混じります。エナガは全体的に白っぽく、背中に黒と淡いブドウ色の斑紋を持ちますが、シジュウカラとの決定的な違いは「圧倒的な小ささと尾の長さ」です。体重わずか6〜8gほどしかないエナガは、柄杓(ひしゃく)の柄のように長い尾を持ち、常に「ジュリ、ジュリ」と濁った愛らしい声で鳴き交わしながら目まぐるしく移動します。「樹幹を歩くか」「梢を飛び交うか」「地面を走るか」という足元の生態を知るだけで、野鳥識別の精度は劇的に跳ね上がります。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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