スーパーマラドーナM-1の全軌跡!伏線回収の伝説と騒動の真相

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スーパーマラドーナの漫才を語る上で欠かせないのが、2016年の最終決戦で披露された通称「エレベーターネタ」です。ファーストステージで銀シャリ、和牛に次ぐ3位で最終決戦へ滑り込んだ彼らが放ったこのネタは、漫才におけるプロット構造の概念を塗り替えたと評されています。

ネタの導入は、田中が「時代劇をやりたい」と言い出し、武智がそれに応じるというオーソドックスな設定から始まります。しかし、物語は突如として「故障したエレベーターに2人きりで閉じ込められる」というシチュエーションサスペンスへと急転回。パニックに陥った田中が次第に奇行をエスカレートさせ、武智の冷静さを奪っていきます。

圧巻だったのは、序盤に何気なく散りばめられていた小道具の描写や、田中の意味不明に見えた独り言、動作の癖が、終盤の脱出劇に向けてパズルのピースのようにカチリとはまり込んでいく鮮やかな伏線回収の構造でした。伏線が回収されるたびに客席の笑いのボルテージが跳ね上がり、スタジオは異様な熱気に包まれました。

審査員の松本人志が最終決戦でスーパーマラドーナに1票を投じた際、その緻密な脚本力と、緊張と緩和のコントラストを高く評価したことは広く知られています。SNS上でも「鳥肌が立つ漫才」「笑いながら鳥肌が立ったのは初めて」といった視聴者の賞賛が溢れ返り、スーパーマラドーナの漫才評価を決定づける金字塔となりました。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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