なぜ前駆陣痛は夜だけ起きる?産婦人科医が教える理由と正しい対処法

なぜ前駆陣痛は夜だけ起きる?産婦人科医が教える理由と正しい対処法とはどんな影響があるのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

静まり返った自室で急にお腹が張り出す背景には、人間の自律神経とホルモン分泌の巧妙な連動が存在する。日中の活動時、体内では交感神経が優位に働き、子宮の収縮は抑えられがちだ。しかし、夜になり照明を落として横になると、リラックス状態を司る副交感神経へスイッチが切り替わる。

この副交感神経が優位になるタイミングこそが、子宮収縮を促すホルモン『オキシトシン』の分泌量を跳ね上げる鍵だ。近年の生体リズム研究によると、オキシトシンは夜間から早朝にかけて脳下垂体後葉からの分泌が高まる特性を持つ。さらに、睡眠ホルモンとして知られるメラトニンにもオキシトシンの働きを強める相乗効果があることが分かってきた。

つまり、夜間に襲ってくる張りや痛みは体調の異変ではない。身体が出産という一大イベントに向けて着々と準備を進めている、ごく自然で正常な生理的プロセスなのだ。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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