調味料のさしすせそ順番の真相!砂糖が先で塩が後の科学的根拠と料理の極意
調味料のさしすせそ順番の真相!砂糖が先で塩が後の科学的根拠と料理の極意に関する専門家の意見を詳しく解説いたします。
Q1:なぜ塩が先だと砂糖が染み込まないのですか?
A1:砂糖の分子量は約342であるのに対し、塩は式量約58.5と、分子の大きさに約6倍の差があります。先に塩を入れると、小さな塩の分子が素早く細胞内に入り込み、強力な浸透圧によって水分を外へ吸い出して細胞組織を硬く引き締めてしまいます。その結果、網目が詰まった状態になり、後から入ってくる巨大な砂糖分子を弾いてしまうためです。
Q2:醤油や味噌を煮込みの最初に入れてはいけない最大の理由は何ですか?
A2:発酵調味料特有の「香気成分」が加熱によって失われてしまうためです。醤油には300種類以上、味噌にも多様な揮発性の芳香成分が含まれていますが、これらは熱に非常に弱く、長時間煮立てると空気中へ飛散してしまいます。風味が飛ぶと塩分だけが強調され、角の立った塩辛い仕上がりになってしまうため、火を止める直前や仕上げの段階で投入するのが合理的です。
Q3:市販のめんつゆや「合わせ調味料」を使う場合もさしすせそを気にする必要がありますか?
A3:すでに配合されているめんつゆや合わせ調味料を使う場合は、順番を気にする必要はありません。ただし、合わせ調味料は砂糖と塩分が同時に触れるため、食材の芯まで甘みを染み込ませる力はやや劣ります。じっくり味を染み込ませたいおでんや根菜の煮物の場合は、あらかじめ「下茹で」を十分に行うか、ベースとして酒と砂糖を少量足して先に煮込んでからめんつゆを加えると、格段に深い味わいに仕上がります。
Q4:砂糖の代わりにみりんだけで甘みをつけたい場合、順番はどうすればよいですか?
A4:本みりんを使う場合、煮崩れを防ぎたい根菜類であれば中盤に投入します。ただし、みりんの糖分も食材を引き締める作用があるため、素材を柔らかく煮含めたい場合は、まず出汁と酒だけで十分に煮てからみりんを加えるのがベストです。照りを出したい場合は全体の3分の1程度を取り分けておき、仕上げの直前に回し入れると美しいツヤが生まれます。