建国記念日」と「建国記念の日」の違いは?なぜ「の」が付くのか歴史の真相
建国記念日」と「建国記念の日」の違いは?なぜ「の」が付くのか歴史の真相に関する詳細情報を丁寧にまとめました。専門的な情報をチェックしましょう。
助詞の「の」が追加された背景には、昭和30年代から40年代にかけて国会や学会を二分した激しい政治的対立がありました。第二次世界大戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)の意向によって戦前の国家主義的祝祭日が廃止された後、国民の間からは「国の始まりを祝う祝日を復活させたい」という要望が強く湧き上がりました。
しかし、祝日の制定をめぐって国会は完全に膠着します。伝統を重んじて戦前の祝日復活を目指す保守派に対し、歴史学者や革新系勢力は「神話の記述をそのまま史実として扱い、祝日に指定するのは学術的に誤りである」と猛烈に反対しました。
衆議院での法案提出と廃案が幾度も繰り返された結果、最終的に導き出された政治的妥協策が「法律で直接日付を決めず、政令に委ねる」という手法でした。さらに名称に関しても、「建国された日付そのものではない」という歴史学側の主張を汲み取り、「建国された事象をしのぶ日」という解釈を成立させるために「の」が挟み込まれたのです。1966年の法改正を経て、同年末の政令により翌1967年から適用が始まりました。