60代の香典相場、渡しすぎも失礼?親族・知人別の正解金額を徹底解説

60代の香典相場、渡しすぎも失礼?親族・知人別の正解金額を徹底解説とはどんな影響があるのか? 主要なファクトを整理してお届けします。

「親の葬儀なら10万円を包むのが当然」という説は、現代の葬儀事情においても根強く残っています。鎌倉新書による「お葬式に関する全国調査」の推移を見ても、親が他界した際に子が包む香典額は、自身が喪主を務めない限り10万円と回答する割合が全体の7割を超えています。

ただし、ここには見落としてはならない前提条件が存在します。自身が喪主を務める場合、葬儀費用そのものを主催者として支払う立場になるため、原則として香典を包む必要はありません。香典を包むのは、兄弟姉妹のいずれかが喪主を務め、自身は「参列側の長男・長女・次男」として参列するケースに限られます。

現場の実例として、都内在住の60代男性(長男)は次のように証言しています。

「地方の実家で暮らしていた次男が喪主を引き受けてくれたため、東京から参列した私は10万円を包みました。しかし後から親族会議で、他の兄弟が5万円しか包んでおらず、金額の開きから気まずい空気が流れてしまった。事前に兄弟間で『今回は一律いくらにしよう』と擦り合わせておくべきだったと痛感しました」

義理の親(配偶者の父母)への対応も極めて繊細です。基本線は実親と同等、あるいは一回り低い5万〜10万円ですが、配偶者の兄弟姉妹とのバランスを崩すと感情的なしこりを残します。「実の親ではないから」と一方的に金額を下げるのではなく、配偶者の意向を尊重した上で足並みを揃える配慮が不可欠です。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest