トリートメントとコンディショナーの違いは?美容師が語る正しい順番

トリートメントとコンディショナーの違いは?美容師が語る正しい順番について専門的な視点から解説いたします。最新の情報をチェックしてください。

「トリートメントとコンディショナーはどっちを先に使うべきか」という疑問に対する科学的な回答は、シャンプー ➔ トリートメント ➔ コンディショナーの順序一択です。逆順で使用した場合、せっかくのトリートメント効果が大幅に損なわれてしまいます。

その理由は、浸透の物理法則にあります。シャンプー直後の髪は弱酸性からやや中性に傾き、キューティクルがわずかに開いて内部へ栄養が届きやすい状態になっています。このタイミングでトリートメントを塗布することで、低分子の補修成分がコルテックスへとスムーズに入り込みます。もし先にコンディショナーを塗布してしまうと、カチオン界面活性剤や高分子シリコーンが毛髪表面に油膜バリアを形成してしまい、後から塗布したトリートメントの補修成分を弾き返してしまうのです。

美髪を引き出すシャンプー後の正しい手順は次の通りです。

1. シャンプー後の徹底的な水気切り:
髪に水分が大量に残っていると、トリートメント成分が水分で薄まり、内部への浸透圧が低下します。手で優しく絞るように水気を切り、可能であればタオルで軽く余分な水分を吸わせるのが理想的です。

2. 中間から毛先を中心にトリートメントを塗布(3〜5分放置):
根元や頭皮を避け、ダメージの蓄積しやすい毛先から中間へと揉み込むようになじませます。目の粗いコームで優しく全体へ均一に行き渡らせた後、3〜5分放置します。

3. 軽く洗い流した後にコンディショナーでフタをする:
トリートメントを一度すすいだ後、コンディショナーを髪表面になじませてキューティクルをしっかりコーティングします。これにより、補修成分の流出を防ぎ、外部の摩擦から毛髪を保護します。

なお、カラーやパーマの履歴がない健康なバージン毛であれば、日常ケアは「シャンプー + コンディショナー」のみで十分に質感を維持できます。一方、月1回以上のカラー施術や毎日のヘアアイロンで熱変性を起こしているダメージ毛の場合は、トリートメントによる内部補給とコンディショナーによる表面保護の併用が極めて効果的です。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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