しそとは大葉と何が違う?意外と知らない栄養の真相と長持ち保存術

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店頭で並ぶ「しそ」と「大葉」。この2つの呼び名に混乱する消費者は後を絶ちません。植物分類学上の定義と、市場流通の歴史的背景からその真相を紐解きます。

植物学上、しそ(紫蘇)はシソ科シソ属の一年草全般を指す学術名称です。原産地は中国・ヒマラヤ地域とされ、日本には自生種に近い形で古来より定着していました。大きく分けると、葉が緑色の青じそと、アントシアニン系色素によって赤紫色を帯びる赤じその2系統が存在します。

では、なぜ「大葉」という別名が生まれたのでしょうか。青果市場関係者の記録や農業協同組合の資料によると、1960年代(昭和30〜40年代)に愛知県豊橋市周辺の生産者が、青じその「葉」を摘み取って束ね、高級料亭や鮮魚市場向けの香味野菜として出荷する際、芽じそ(穂じそ)と区別するために商品名として「大葉」と名付けたのが発祥とされています。つまり、「大葉」は青じその葉の市場流通上の呼び名であり、植物としては完全に同一の存在です。

しそ旬時期については、施設園芸(ハウス栽培)の進化により青じそ・大葉は年間を通じて安定供給されていますが、本来の露地栽培における旬は6月から8月の盛夏です。一方、梅干しの色付けやジュース作りに重用される赤じそは、収穫時期が極めて短く、6月中旬から7月上旬の初夏にしか市場に出回りません。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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