Wi-Fiルーターを壁際に置くと遅い?電波遮断の真相と壁掛け裏ワザ
Wi-Fiルーターを壁際に置くと遅い?電波遮断の真相と壁掛け裏ワザに関する主要な事実を徹底的にまとめました。最新データをご確認ください。
詳細を見る材質・建材の種類周波数別の減衰量(目安dB)実効電波透過率電波への影響と通信実態木製ドア・合板・石膏ボード2.4GHz: -1〜3dB
「リビングでは爆速なのに、壁を1枚隔てた寝室では圏外寸前になる」という現象の背景には、住居の壁材によるWi-Fiルーター壁の電波遮断特性の差が存在します。日常生活で使われる電波は、周波数が高くなるほど直進性が強くなり、障害物を回り込む性質(回折性)が低下します。現在主流である2.4GHz帯、5GHz帯に加えて、Wi-Fi 6EやWi-Fi 7で実用化された6GHz帯は、高速大容量通信を実現する一方で、壁材による減衰の影響を極めて受けやすい弱点を持っています。
建材ごとの電波への影響を詳細に把握するため、総務省の電波利用環境実証データおよび主要ネットワーク研究所の実測値をもとに、材質別の電波減衰度と実効透過率を比較したものが以下のデータです。
鉄筋コンクリート(RC)住宅に住むユーザーから「ルーターを置いた部屋を一歩出ただけで動画が止まる」という相談が絶えないのは、この物理的特性による必然です。RC壁内部にある鉄筋の網目ピッチ(約10cm〜15cm間隔)は、Wi-Fiの電波(5GHz帯で約6cm、2.4GHz帯で約12cm)と同等からそれ以下のスケールとなるため、電波にとっては金属の壁そのものとして機能してしまいます。単一の強力ルーターを壁際に設置しても、壁の向こう側への電波透過は物理的に不可能です。