排他的経済水域とは簡単に何ができる?領海との違いと200海里の真実

排他的経済水域とは簡単に何ができる?領海との違いと200海里の真実について知っておくべき ポイントを厳選して解説いたします。

排他的経済水域は、英語の「Exclusive Economic Zone」の頭文字を取ってEEZ(イー・イー・ゼット)と呼ばれます。1994年に発効した国連海洋法条約(UNCLOS)によって国際的にルールが明文化されました。

この海域の本質を一言で言い表すなら、「海の水や海底に眠るお宝(魚・石油・天然ガス・鉱物)は自国のものにして良いが、海そのものを自国の領土にしてはいけない境界」です。

EEZ内で沿岸国に認められている主な権限は次の通りです。

・水産資源の独占:沿岸国が漁獲枠を決め、他国の違法操業を取り締まり、漁業権を管理できる。
・天然資源・エネルギーの開発:海底油田、天然ガス、メタンハイドレート、レアアースの探査・採掘権を独占できる。
・人工島や洋上風力発電の設置:経済利用を目的とした構造物の建設および管理を行う権利。
・海洋環境の保全と科学調査の管理:外国が勝手に環境を汚染することを取り締まり、事前の同意がない海洋科学調査を拒否できる。

一方で、領土や領海のように「完全な国の領水」ではありません。他国の船が航行したり、他国の航空機が上空を飛行したり、海底に国際通信ケーブルやパイプラインを敷設したりする自由は、基本的に国際法上保障されています。

木村 陽翔

木村 陽翔

テックライター兼ウェブディレクター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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