「なぜ2Ag2O→4Ag+O2?」酸化銀の熱分解と係数の盲点をプロが解説
「なぜ2Ag2O→4Ag+O2?」酸化銀の熱分解と係数の盲点をプロが解説についての真相をお届けします。
Q1:酸化銀の化学反応式で係数「4」がつく理由を最もシンプルに覚える方法は?
A1:酸素が気体になるとき「O2」という2個ペアの分子になるため、原料のAg2Oが2個必要になります。その結果、2個あったAg2Oの中に含まれる銀原子(Ag)の合計が「2×2=4個」になるため、係数が「4Ag」となります。「酸素分子を作るために銀が4つ余る」と理解するのが最短です。
Q2:なぜ実験で集めた最初の気体(試験管1本分)は捨てなければならないのですか?
A2:加熱を始めた直後に発生して出てくる気体には、反応によって生じた酸素だけでなく、実験開始前から試験管やゴム管の中に溜まっていた「空気」が多く混ざっているためです。純度の高い酸素の性質(線香を激しく燃やす等)を正確に調べるために、最初の試験管1本分は捨てます。
Q3:加熱後の灰白色の粉末が「金属(銀)」であることを証明する3つの実験操作は?
A3:①薬さじの裏などでこすって特有の金属光沢が出ること、②金づちなどで叩くと薄く広がること(展性・延性)、③乾電池と豆電球をつないで電流が流れること(電気伝導性)、の3点です。テストの記述問題ではこのうち2点または3点すべてを指定字数で書かせる形式が頻出です。