さつきの剪定時期はいつ?来年咲かない原因を防ぐ正しい手入れの極意
さつきの剪定時期はいつ?来年咲かない原因を防ぐ正しい手入れの極意について徹底解説いたします。最新の情報をご確認ください。
多くの愛好家が「切ること」ばかりに気を取られ、切った後のケアを怠ることで木を衰弱させています。開花と剪定という二重の大手術を経験したサツキは、人間で言えばフルマラソンを完走した直後に疲弊している状態です。ここで迅速にエネルギーを補給できるかどうかが、夏を越えて充実した花芽を蓄えられるかの分かれ道となります。
そこで不可欠となるのがお礼肥(おれいごえ)の与え方です。剪定を終えた直後の6月上旬から中旬、株元から少し離れた枝先の真下あたりに施肥を行います。与える肥料は、窒素・リン酸・カリがバランスよく含まれた油かすや骨粉入りの有機固形肥料、または緩効性の化成肥料が適しています。特に、花芽の形成を促進する「リン酸(P)」成分がしっかりと含まれているものを選ぶのが、来年の花つきを倍増させる秘訣です。
ただし、施肥において絶対に犯してはならない過誤があります。それは「幹の根元に直接肥料を山盛りに置くこと」です。サツキは非常に繊細な細根が地表近くに浅く広がる性質を持っています。根元への直接施肥は「肥料焼け」を起こし、根を腐らせる原因になります。根鉢の外周に沿って数カ所に埋め込むか、均等に散布するのが正しい作法です。あわせて、近年の猛暑による極度の土壌乾燥を防ぐため、株元に腐葉土やバークチップを敷き詰めるマルチングを施すことで、真夏の地温上昇と水切れから根を守ることができます。