シジュウカラに似た鳥の正体は?見分け方と胸の模様・鳴き声を徹底比較

シジュウカラに似た鳥の正体は?見分け方と胸の模様・鳴き声を徹底比較について押さえておきたい ポイントを分かりやすく解説いたします。

名前の語感が非常に似ていることから、「シジュウカラの次はゴジュウカラ、何か数字の数え間違いや加齢による呼び分けなのか?」といった冗談交じりの誤解がネット上でも散見されます。しかし、生物分類学上、この2種の間には決定的な隔たりがあります。

シジュウカラはスズメ目シジュウカラ科ですが、ゴジュウカラはスズメ目ゴジュウカラ科に属しており、科のレベルで独立しています。歴史的に名付けられた「四十雀(シジュウカラ)」に対して、外見や生息環境が近しい別の鳥に五十雀(ゴジュウカラ)という名が当てられたに過ぎません。

そして、ゴジュウカラにはシジュウカラ科の鳥には絶対に真似できない特殊能力が備わっています。それは「木の幹に垂直にとまり、頭を下にした姿勢のままスルスルと幹を逆走・下降できる」という点です。キツツキ類やキバシリ類も幹を登ることは得意ですが、尾羽を支えに使うため、頭を下にして下ることは物理的にできません。強靭な足指と鋭い爪のグリップ力だけで幹を逆さまに歩き回れるのは、日本の野鳥界においてゴジュウカラだけの特権です。

また、地上に降りて尾を上下に振りながら歩く白黒の鳥を見かけて「シジュウカラに似た鳥」と表現する人がいますが、これは高確率でセグロセキレイやハクセキレイです。セキレイ類は全長21cm前後とシジュウカラより格段に大きく、樹上ではなく水辺や舗装路面を滑らかに歩行する習性を持っています。顔の白黒パターンで言えば、眼の上下まで黒く眉斑だけが白いのが日本固有種のセグロセキレイ、顔全体が白く目を通る黒い線があるのがハクセキレイという明瞭な見分け基準が存在します。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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